スキル

プロンプトとスクリプトを組み合わせてエージェントの能力を拡張する方法

スキルとは?

スキルは、プロンプト・スクリプト・参照ファイルをまとめてエージェントに新しい能力を与える拡張機能です。

  • 自動実行: エージェントがタスクの文脈を判断し、適切なスキルを自動的にロードします
  • 手動実行: チャット入力欄で/を入力して、任意のスキルを直接呼び出すこともできます
  • 複合機能: 単純なプロンプトだけでなく、Pythonスクリプトや参照ドキュメントを含めて複雑なタスクを実行できます

例えば、組み込みのagent-browserスキルは、エージェントがWeb自動化が必要と判断すると自動的にロードされ、ユーザーが/agent-browserで直接呼び出すこともできます。

なぜスキルなのか?

高価値のワークフローは共通プロセスからではなく、個人の反復作業から生まれます。チーム全体で共有する共通ワークフローはせいぜい数個ですが、各個人が繰り返す作業には固有の価値があります。

Loomのスキルはこの現実を反映したボトムアップ設計です:

  1. 各メンバーがAIを使って様々な試みをします
  2. その過程で有用な作業パターンを発見します
  3. 発見したパターンをスキルとして保存します
  4. 検証されたスキルを組織に共有してチーム全体で活用します

上から下へワークフローを強制するのではなく、下から上へ自然に最適なワークフローが作られます。

スキルを使用する

自動実行(デフォルト)

特別な操作は不要です。エージェントがリクエストに合ったスキルを自動的に選択して実行します。

手動実行

  1. チャット入力欄で/を入力します
  2. スキル一覧から使用するスキルを選択します
  3. 必要に応じてコマンドの後に追加情報を入力します

例えば/summary 今週の売上データのように使用します。

スキルを作成する

会話から自動生成

AIとの会話中に便利な作業パターンを発見したら、/skill-creatorコマンドでスキルを自動生成できます:

  1. AIと一緒に目的の作業を実行します
  2. チャット欄に/skill-creatorを入力します
  3. AIが現在のセッションを分析してスキルを作成します

直接作成

  1. 設定 > エージェントタブでスキル追加ボタンをクリックします
  2. スキル内容を入力します:
    • コマンド: /の後に使用する名前(英語、ダッシュのみ可)
    • スキル名: 表示される名前
    • プロンプト: AIに送る指示内容
  3. 保存をクリックします

スキル構造

スキルは以下のようなディレクトリ構造を持つことができます:

~/.loom/skills/[skill-name]/
├── SKILL.md           # スキル定義(必須)
├── scripts/           # Python/Bashスクリプト(任意)
└── references/        # 参照ドキュメント(任意)

シンプルなスキルはSKILL.md一つで十分ですが、スクリプトや参照ファイルを追加すれば、データ処理や外部連携など複合的な作業を実行できます。

ユーザー入力を受け取る

スキル本文で{{input}}を使用すると、コマンドの後に入力した内容がその位置に挿入されます。

例:

ワークスペースで以下のトピックに関連するファイルを見つけて分析してください。

## 分析トピック
{{input}}

/analyze 売上レポートを実行すると、{{input}}の位置に「売上レポート」が入ります。

スキル管理

設定 > エージェントでスキルを管理できます:

  • プレビュー: スキル内容を確認
  • 編集: スキルを修正
  • 削除: スキルを削除

組み込みスキル

Loomにはあらかじめ作成された組み込みスキルが含まれています。組み込みスキルは修正できませんが、内容を確認することができます。

スキルマーケット

設定 > エージェントタブのスキルマーケットで、あらかじめ作成されたさまざまなスキルを見つけてインストールできます。レポート作成、データ分析、翻訳など、よく使う作業のスキルをダウンロードしてすぐに使えます。

スキルの予約実行

特定のスキルを決まった時間に自動実行するよう予約できます:

  1. 設定 > エージェントタブでスケジュールメニューを開きます
  2. 自動実行するスキルと実行周期を設定します
  3. 予約が有効になると、設定した時間にスキルが自動的に実行されます

スケジュールはLoomアプリの実行中のみ動作します。アプリを終了すると予約実行が一時停止されるため、設定 > ワークスペースでウィンドウを閉じるとトレイへを有効にしておくと、アプリを閉じてもバックグラウンドで実行が継続されます。

活用例:

  • 毎朝、前日のデータをまとめた日次レポートを自動生成
  • 毎週月曜日に週次レポートを作成
  • 定期的なデータ整理とバックアップ

組織スキルの共有

ログイン状態でスキルを組織と共有できます:

  • 共有: 自分のスキルを組織に共有
  • ダウンロード: 組織で共有されているスキルを自分のスキルにコピー